17. 2人で話してみたい

ケアンズ滞在も残すところあと10日ほどとなっていました。

イタリア人の男の子になんとなく惹かれて始めてから、学校に行くとなんとなく探している自分がいます。
ティータイムの時間でも、なんとなく気になって、 どこかにいないか探してしまいます。

ある日、階段で彼とすれ違った時に、向こうは私に気がついて、Hi! と挨拶をしてくれました。
とても嬉しかったのですが、その反面、この気持ちはどうしたらいいんだと頭を悩ませました。

「今回の滞在で恋愛をするつもりはなかったのに、、
でも好きな人って、本当に1年に1人も出会えるかどうかだよねぇ、そんな人を最初から無理って諦めるのかな、、」

内心モヤモヤしながらも、ケアンズ滞在時間も残りわずか。
サラの件もあってか、私は思い切って彼を飲みに行くのに誘ってみることにしました。

午前の授業が終わって昼休み、彼を探しに行くと、パソコンルームで友達たちとインターネットをしていました。

友達と一緒かぁ、、どうしよう、どうしよう。。

私は入り口で立ち止まってしまい、しばらく彼を見て悩んでしまいました。

ん~でももうすぐ帰国だし、行くしかないでしょ!




そう思って彼の元に行きました。
その後のことなんて、全然考えてません。
とにかく今の気持ちだけ。

そこで、BARでは暗くてよく見えなかったけど、よく見ると彼の肌は割と白く、目は綺麗な緑色をしていることに気が付きました。

「Hi, Do you have a free time tonight?
If you have a time, I’d like to go to the BAR with you.」
(今夜ヒマしてないかな?
もし時間があったら、一緒にBARに行きたいんだけど、、)

隣りにいた男友達にももちろん聞こえています。
その友達は私の会話を聞いて、

「Wow, she’s asking you for going out..」
(おお、彼女、君と出かけたいって、、)

と、驚いていました。
彼は快くOKしてくれて、

「Sure, I have a free time tonight.
What time shall we go to the BAR?」
(今夜時間大丈夫だからいいよ。
何時からBARに行こうか?)

時間と場所待ち合わせ、その日の夜、いつものBARへ行きました。
その日は平日の前半で、BARもいつもよりは人が少なく、静かめでした。

彼はドリンクをおごってくれて、静かな2階の外側の、ベランダにあるカウンター席に横並びで座りました。
カウンターから見える、夜のケアンズの景色。

夜のケアンズの景色

英語ばかりの会話はまだ不慣れでしたが、自分なりに頑張って話したり聞いてみたり。

そのうち彼は、私が話すめちゃくちゃな英文を組み立て直して理解し、私とある程度の会話ができるようになりました。
なんて頭がいいんだろうこの人!と、感心してしまいました。

彼はイタリア人と言っていましたが、見た目は背が高く、髪も茶色で目は緑、まるでもう少し違う国の人のような、、
私の知っているイタリア人は鼻の高さが角々と特徴的な、髪も黒くて目も濃い色で、もう少し身長も低めだったので、イタリアのどこが出身か聞いてみました。

「I’m from North italy.」

イタリア北部出身で、彼の住んでいる地域はドイツ語を話すことを知りました。
もともとオーストリア領だった南チロル地方は、第一次世界大戦で敗戦し、1919年にイタリア領になったため、現在でもそのエリアの住民はドイツ語を話すそう。

へぇ~、そんな地域が、、
こういう機会でもあると、歴史っておもしろい。

「I’m living in Vienna as a university student.」
(僕は大学生としてビエナに住んでいるよ。)

「ビエナ?」




ん、どこの大学生って?
聞いたことのない地名で、何てスペルなのか聞いたら、彼は小さな紙きれにVIENNAと書いてくれました。

途中会話が難しいところもあったのですが、すっかり話が長くなってしまい、最後のバスを見送ってもらって帰宅しました。
最後彼は何か言いたげでしたが、そのままバイバイと別れました。

帰ってから、VIENNAを検索すると、ウィーンのことでした。

標準独: Wien〈ヴィーン〉
バイエルン・オーストリア語: Wean〈ヴェアン〉、
仏: Vienne〈ヴィエンヌ〉、
英: Vienna〈ヴィエナ〉

オーストリアなんだ、有名観光都市だ、ヨーロッパに行ったら会いに行こうかな、、




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